姥ケ滝
8メートルの高さから流れ落ちる清らかな水をながめているだけで心が安らぐ姥ケ滝。
その風景は吉備野をめぐるハイキングコースの休憩スポットとなっています。
秋には周りの山々の木々が赤や黄色に染まり滝との見事なコントラストを醸し出します。
姥ケ滝伝説
その昔、この滝のすぐそばに1人の老婆が住んでいました。
ある年、検地の役人がやってきてその姥に「ここから上に田はないか」とたずねたところ、姥はきっぱりと「ありません」と答えたのでした。
本当はその上流には、在所の人々が重い年貢から逃れるための隠し田が広がっていたのです。
この姥の一言で田は役人に見つけられずに済み、人々は生きながらえることができたのでした。
しかし数年後、再び検地の役人がやってきて、滝つぼで一息ついていると、滝の上流からひとすじのわらが流れ落ちてきました。
それを、めざとく見つけた役人は上流に田があることに気づき、姥を責め、怒りのあまり首をはねてしまったのでした。
滝の近くにはこの老婆の霊を祀るため里人が建てたと言われる祠があり、また 姥ケ滝の名も、この伝説によるものとされています
所在地 | 有田川町田角 |
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交通アクセス | 阪和自動車道 有田IC下車 阪和自動車道高架下を北進 有田川を渡り信号を右折 国道480号を経由し田殿橋北詰めを左折 県道海南・吉備線から山間部へ車で約20分 |
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更新日:2019年03月15日