中野大輝さん・祐依さん

夫婦

みかん農家の中野さんご夫婦お話を伺いました

就農のきっかけ

——有田川町へ移住・就農されたのはどんなきっかけがあったのでしょうか。

大輝さん:ぼくたちは2020年から有田川町へ来たんです。それまでは海外、オーストラリアやカナダを旅しながら過ごしてきて、今年(2022年)から独立して就農しました。有田みかんを選んだ理由は、師匠である林隆一さんの人柄に惚れたからです。
収穫のアルバイトで林さんのところで働きはじめ、みかんについて教えてもらう中で自分でやってみたいと思うようになりました。林さんがいなかったらここまできてないと思うんです。林さんの話を聞くのが好きで、ここでの生活の知恵や農業以外のこともいろいろ教えてくれるのが、じいちゃんみたいで嬉しくて。機械も、最初は林さんに借りてたけど、少しずつ自分でもそろえてきたんで、だんだん農家の実感も湧いてきたなぁって。
今はまだ倉庫がないんで、ガレージテントを山のふもとに立てて、みかんを入れてるんですけど、今後もっと面積が増えてきたら収まらないんで探しています。

夫婦での農業は

——お二人のお仕事内容について教えてください。

大輝さん:営農のメインは自分で、妻はサポート、というか外交?(笑)

祐依さん:私はたまに摘果、ホース引き、収穫などを手伝うくらいです。移住したばかりの時は車が1台しかなくて、私は1年くらい原付で走ってたんです。最近、MT車免許を取りました!

大輝さん:妻は、行く先々で有田のいろんな情報を仕入れてくれるんです。インスタで近くのお店がピザ窯を作るのを見て、パッて行って仲良くなってくる。営業じゃないけど、外回りの情報を仕入れてくれるんですよ。

祐依さん:私は「Earth Knots Macrame」という屋号で、天然石などを使ったハンドメイドアクセサリーを作って販売しています。

農業を始めるのは今

——今後の抱負を教えてください。

大輝さん:今はおいしいみかんを作るノウハウを学んでいるところなんですが、今後は1haくらいまで栽培面積を広げて、みかん農家としてごはんが食べられるようになることが目標です。それと同時に農業を通じていろんな人と関わっていきたいですね。ぼくは、今が農業を始める良いタイミングだと思うんです。農地や機械も空いてくるんじゃないかな。「農業やろうぜ」の流れが来ていると思うんですよ。「みかん栽培おもしろいぞ!」の声を自分たちが上げていくことで、人が集まってきたらいいなと思って。それが、後継者不足の問題解決にもつながっていくかもと思ってます。あと、農業なら自分の好きな「旅」と両立できるんちゃうかなと思ってます。閑散期を利用して短い旅に出たり、今まで出会った友達が和歌山に遊びに来られるような場所づくりをしたりしていきたいです。

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更新日:2022年12月20日