みかん移住座談会

集合写真

みかん農家になるために有田川町へ移住した3組のご夫婦が交流とインタビューを兼ねた座談会を行いました。初対面の方もいましたが、農家として独立時期も近いだけでなく「県外からの移住」「師匠の元で栽培技術を学んだ」などの共通点が多く意気投合。有田川町で就農に至った経緯やきっかけ、今後の目標などを話してくれました。

参加者紹介

中野大輝さん(32) 祐依さん(29)

夫婦

オーストラリアやカナダの旅で出会ったお二人。海外での農業経験を経て、有田でみかん仕事を体験。師匠の人柄に魅かれこの地でみかん農家としての独立を決意。現在は約5反(50a)のみかん畑を耕作している。

祐依さんはハンドメイドアクセサリーの販売やワークショップを開催している。

真辺大地さん(37) 未来さん(36)

夫婦

2022年4月にご家族で有田川町へ移住。

コロナ禍で、未来さんの仕事がなくなったのをきっかけに、農業に関心。

奈良県から有田川町まで1年半通い、師匠の元でみかんを習いながら家を探していた。

前職は2人ともサラリーマン。畑も家も買って、みかん農家になるため気合も覚悟も十分!

合庭嘉紘さん(36) 愛裕美さん(35)

夫婦

有田川町地域おこし協力隊として、2020年5月から活動を続けてもうすぐ2年半。みかん農家として独立を目指しながら、自身が有田川町での生活を楽しむことで外にPRしたり中でも盛り上げていきたい、と話す嘉紘さん。

最近の愛裕美さんは、自身で車の運転を始めて行動範囲が広がったと話す。和歌山での生活を満喫中。

インタビュー中では、旦那さんを名字、奥さんを名前で表記(敬称略)しています。

移住を経験して

中野:地元の人と仲良くする、かわいがってもらうのがほんま大事やなーと感じました。ぼく、初めて役場に行った時、「田舎の方がコミュニケーションとらなアカンよ」って言われたのが今も残ってるんですよ。相手の調子を見ながら、天気の話とかで話しかけたりして。そんなにしてたら相手からも話しかけてくれたり、今では一緒に釣りに行ったり出来てます!だから、「人とのコミュニケーション疲れたから田舎行こ」みたいな感じで移住はやめた方がいいですね。人の近さ、あたたかさを感じるのがメリットやからね。人との距離が近いのが良いですよね!

合庭:ぼくは地区の班長をいまさせてもらっていて、地区の一員になれてるなって感じます!

未来:住んでる周りの人がめちゃくちゃ良くしてくれるんですよ!本当にありがたい。

合庭:近所の人が3年後もいると知って「嬉しい!居て!」と喜んでくれたの、自分も嬉しかったなぁ。

中野:自分達も言ってもらいました!人が住む、居るだけで活気が出るんやなぁって!

空き家に住む

真辺:和歌山県空き家改修補助金を活用しました。窓が木だったのを直したり、友達を呼んで内装を安くしてもらったりと、費用がかさまないように出来る限りの工夫をしましたが、実際空き家に住むとなると、色々大変でした…。今となっては逆にDIYすることで色んなスキルが身につくやん!って前向きに捉えてます!

中野:DIY楽しみたい人は、この生活絶対いい思う!

合庭:いろんなスキルを身につけられるチャンス!

イライラ解消法は

真辺:みんな、夫婦のイライラの解消法はどうしてますか?お互い慣れないことしてるから、イライラしてくるんですよね…

未来:段取りうまくいかなくて、時間オーバーしたり。相手にも自分にも腹立つんですよね、解消法が知りたくて。仲良くしていきたいのに…空気悪くなるのがイヤで。24時間ほぼ一緒やから。

安裕美:キッチンで好きな音楽を爆音でかけて、皿洗い(笑)

祐依:畑仕事だったら少し離れた場所で作業してますね。好きな音楽を聴いたりしてます。

中野:畑に大の字に寝て、深呼吸3回!でも自分は早くしたい、って焦るタイプで(笑)

有田川町に来てみて

合庭:有田川町は「みかんの町ですよ!」という存在は大きいですね。だから、なくなっていくのがイヤだと思う人は多いのを感じますね。

中野:来たら来たで、やるしかない!とりあえずやりたいことやって行動してみるのが大事と思ってます!

祐依:あと、みかんの景色がキレイ!すごくないですか、山にずっとみかんがなる時期が好きですね!

中野:農業って、季節に沿って動くの面白いですよね。雨で外に行けない時は、梅漬けるか~とか、自分のペースでやりたいことできるし。たけのこ掘ったりとか季節を感じやすいのが農家やなぁって。日本は四季が分かれているのが世界的には珍しいから、オーストラリアは乾季と雨季。メリハリ少ないところもあるし。だからここで農業する面白さがあるというか。

未来:本当に、自然に囲まれて暮らす感じが楽しいですね。山菜や花も、来て初めて現物を見たんですよ。都会では出来ない体験が生活の一部になっていて新鮮です。

真辺:ムカデが家の中走ったりね(泣)

中野:真辺さんの再生する農地、楽しみですね!ぼく手伝いますよ。作業も「1人でやる必要ないよ」って言ってくれた農家さんの言葉があって、だから先日バーソン(合庭さん)に手伝ってもらったんです。

未来:めちゃめちゃ嬉しいです!本当に不安なんで…。

中野:つながりがないとって思います。横のつながりがないと、農家ってしんどいと思う。最初2年間畑で、知り合いなかったけど、合庭さんを紹介してもらって、その広がりでどんどんつながってって、「こんにちは!」「おいっす!」が言える人が増えていくのがこの町で住みやすくなるなぁって。

みかん畑にいる6人の男女

皆さまへのメッセージ

中野:まず、ぼくたちがお世話になっている地域の皆さまへお礼を言いたいです。ありがとうございます!そして、どなたか良い新芽を毎年吹かす方法を教えてほしいです。
祐依:みかんづくり頑張ります!

真辺:もうすぐ専業になるので、みかん栽培に全力で頑張ります!
未来:農地を広げたい!探してます!

合庭:農家さんと一緒に飲んでみたいです!
愛裕美:色んな方と仲良くなりたいです、交流をもっと広げていきたいです。

関連リンク

有田川町農業後継者受入協議会

このページに関するお問い合わせ

商工観光課(移住担当)
〒643-0153 和歌山県有田郡有田川町大字中井原136-2

電話番号:0737-22-4506(直通、平日8時30分~17時15分)
電話番号:0737-52-2111(代表)
ファクス:0737-32-9555
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更新日:2022年12月22日