野村優一さん・聖子さん
インタビュー動画を町公式チャンネルで配信しています。下記リンクからご覧ください。
「ジママヤベーカリー」を経営する野村優一さん、聖子さんご夫妻にお話を伺いました。
子育てをきっかけに有田川町へ
——有田川町へ移住する前はどちらで生活されていましたか。
優一さん:沖縄県今帰仁村出身です。岡山県の大学へ進学したときにおいしいパンと出会い、自分で作れるようになりたいとその店で3年半修行して、沖縄へ戻り、ホテル系列のベーカリーで働いていました。
聖子さん:有田川町の吉備地域出身です。旅行で訪れた沖縄が気に入り、大学卒業後は沖縄へ移住し、ホテルで働いていました。
——有田川町へ移住するにはどういったきっかけがあったのでしょうか。
優一さん:同じホテルで働いていたことがきっかけで、交際・結婚し、妻が里帰り出産をしたんです。その後沖縄へ戻る予定だったのですが、子育てのことを考えると妻の実家のある和歌山の方が環境がよいと考え、有田川町へ移住することにしました。
優一さんの出身である沖縄名産の紅いもを使ったパンも提供する
——実際に有田川町で暮らしてみていかがでしたか。
優一さん:暖かい気候で沖縄にはあまりない川や高い山があり、車を走らせれば海も近くて、すんなりストレスなく住めています。休日は趣味のロードバイクで自然を見ながらまちを回ったりしています。
聖子さん:私は早くまちを出たいと思い沖縄へ移住したのですが、Uターンしてみると有田川町の子育て支援の取り組みが充実していました。大人になって住んでみると、子どものころのイメージとはまた違って、子育て世帯がとても住みやすいまちだなと思っています。
——子育て支援制度はどのようなものを利用されましたか。
聖子さん:チャイルドシートの貸し出し制度を利用しました。子どもが今小学生なのですが、高校生まで医療費が無料になるなど、医療面でもサポートしてもらっています。イベントや読み聞かせなど子どもが絵本に触れる機会も多く、マンガも置いている図書施設「ALEC」を家族でよく利用します。
カフェを併設する図書施設「ALEC(アレック)」
——有田川町のよさを教えてください。
優一さん:自然に囲まれたところなので、野菜や果物など食べ物が新鮮です。みかんをイメージされる方が多いと思いますが、ブドウやイチゴなどほかにもおいしい食べ物がたくさんあります。
聖子さん:自然が豊かで公園も身近にあるので、子どもたちを遊ばせやすいですね。川が近くにあるので、川遊びができるのも素敵だなと思っています。
ネット販売でパンを全国に届ける
——パン店を開業した経緯やきっかけを教えてください。
優一さん:有田川町に移住してきて、はじめは隣町のパン店で働いていました。偶然の出会いでそのお店を知って働きはじめたのですが、オーナーのパンづくりへのこだわりに感銘受けて、自分もパン店を開きたいと思うようになったのが大きなきっかけです。また、出店しようと考えたときに候補地の番地が813-1で「ハイサイ」だったことに運命を感じたということもありますね。
早朝から仕込み作業を行う優一さん
——今後の展望などをお聞かせください。
優一さん:お店での販売に加えて、ネット通販にも力を入れています。ありがたいことに、全国のお客様から注文をいただき、お届けしているのですが、日本だけではなく、世界の方にパンを届けられればと思い、検討を重ねています。
品出しや接客は聖子さんが担当する
——移住し就業されている先輩としてメッセージをお願いします。
優一さん:まず、自分が何をしようかと考えると思うのですが、それだけではなく、大きなことでなくていいので、自分にできることで何か地域に貢献できることを考えるとそれがやりがいとなって自分も楽しく過ごせるのかなと思います。
聖子さん:有田川町は吉備・金屋・清水と地域性が幅広いので自分のスタンスに合わせて住む場所を選択できるのかなと思います。吉備地域であれば高速のインターがあるので、すぐに都会へ出れますし、まちとしては都会すぎず田舎すぎず住みやすい場所だと思います。川遊び、山遊びの場所も多くあるので、移住を考えられている方はまずは体験されるのがよいと思います。
関連リンク
ジママヤベーカリー
所在地:和歌山県有田郡有田川町天満813-1
電話番号:0737-20-2052
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電話番号:0737-52-2111(代表)
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更新日:2021年02月24日