壁屋知加子さん

「ナチュラルガーデン/ラトリエナチュラル」店長の壁屋さん(左)にお話を伺いました
みかんのおいしさに感動し移住を決意
——有田川町へ移住される前はどのような暮らしをされていたのでしょうか。
出身は福岡県で高校卒業後はオーストラリアの学校で経営学を学びながら海外生活を経験しました。帰国後は英会話コーディネーターや印刷会社での勤務を経て、全国的なベーカリーレストラン本店の「広島アンデルセン」でウェディングプランナーとして勤務していました。
——それから有田川町へ移住されるにはどのようなきっかけがあったのでしょうか。
当時勤務していたレストランの総料理長が「ナチュラルガーデン」オーナーシェフの前川さんだったんです。前川さんがふるさとに戻り、レストランを開業するということで誘ってもらい、いただいて初めて食べた有田みかんのあまりの美味しさに感動し、有田川町への移住を決めました。
——有田川町での暮らしはいかがですか。
自然がいっぱいです。びっくりするほど空気や水がおいしくって、夕陽や星に感動しています。
毎朝、鳥の声で目が覚めたり、夏はカエルの大合唱や虫の音を楽しんでいます。
季節になると蜜柑の花の香りに圧倒され、四季を肌身で感じる事が出来ます。
また、いただくお野菜や果物が新鮮できらきらしていて、お土地柄の物々交換の習慣も楽しんでいます。
壁屋さんが店長を務めるフレンチレストラン「ナチュラルガーデン」
ミートパイで家族で楽しめるジビエ料理を
——最近テイクアウト中心のお店も出店されたと伺いました。
2020年2月に「ナチュラルガーデン」に隣接するかたちでジビエのミートパイと菓子のテイクアウト専門店「ラトリエナチュラル」を開店しました。
看板メニューは「ジビエミートパイ」ですが、ジビエは地元では害獣というマイナスの、若者にとっては高級なイメージがあると聞いています。そのジビエをオーストラリアでは身近な料理である「ミートパイ」として提供し、高齢者からお孫さんまで幅広い世代の人に楽しんでもらえればと考えました。
他にも有田川町の食材をいかした商品もラインナップし、オープンしました。
オーストラリアの老舗メニューを参考に開発した「三ツ星ジビエミートパイ」
——ほかにはどのような地域の食材を使った商品があるのでしょう。
清水地域の特産物である「ぶどう山椒」を使ったメレンゲや地元でとれた「ニッキの葉」を使ったシナモンロール、同じく町産レモンを使ったシフォンケーキなどがあります。有田川町をはじめ、和歌山には魅力的な食材が多くあります。これらを生かして今後も地域の食材が楽しめる商品を開発していければと思っています。
ラトリエナチュラル
——最後に有田川町への移住を考えられている方へメッセージをお願いします。
いろいろと難しく考えず、まず飛び込んでみませんか。土地ならではのカルチャーショックも含め文化を楽しみことができます。温泉もたくさんありますし!
最近は自転車移動も楽しんでいますが、車の免許は必須かもしれませんね。私は有田川町にきてから免許をとりました(笑)
今はとっても素敵な町と人との出会いに毎日癒されています。
関連情報
ナチュラルガーデン/ラトリエナチュラル
所在地:和歌山県有田郡有田川町水尻1289-4
電話番号:0737-23-7021
このページに関するお問い合わせ
商工観光課(移住担当)
〒643-0153 和歌山県有田郡有田川町大字中井原136-2
電話番号:0737-22-4506(直通、平日8時30分~17時15分)
電話番号:0737-52-2111(代表)
ファクス:0737-32-9555
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更新日:2020年07月01日