児島啓太さん

楠部睦美さんと愛犬きなこ

有田川町長田でパン屋「Grand Avenir(グランアヴニール)」を営業する店主の児島さんにお話を伺いました。

“大いなる未来”へ向けて

——パン店「Grand Avenir」を開業されるまではどのような経験を積まれたのでしょうか。

高校を卒業してからまず和食で料理の世界へ入りました。
その後、県内のホテルでパティシエとして4年間勤め、パン店チェーン企業へ入社しました。こちらでは店舗での勤務や新店のオープニングスタッフ、工場勤務を経験し、最終的には全店の製造管理を担当しました。

 

——独立・起業のきっかけはどういったことがありましたか。

この業界に入ったときから独立を目指していたのですが、資金や開店準備に目処がたったことはもちろん、息子が小学校へ入学するタイミングであったことも大きかったですね。
出店先は雰囲気を気に入り、目指す未来像にも共感できたので「THE LIVING ROOM(旧田殿保育所)」に決めました。

 

——Grand Avenirのコンセプトやウリ、今後の展望について教えてください。

パンづくりに関しては、日本人の好きなもっちりしっとり食感のパン作りをこだわりにしています。
商品構成も食べやすく、お客様に値ごろ感を感じてもらえるようにと心がけています。

尊敬する方の「パンは小麦粉と水があればどんなものでも作ることができる。100円台でお客さまに小さな幸せを届けることができるのがパン屋だ」という言葉を守り、来ていただいたお客さま一人一人に幸せを届けることができるパン屋を目指していきたいです。

 

ゲストハウスもらいもん

保育所をリノベーションした「THE LIVING ROOM」

豊富な産品とコラボ商品も

——出店には町補助金を活用されたそうですが、補助金を知ったきっかけを教えてください。

一番は商工会の方に教えていただいたことですね。申請についてもサポートしてもらいました。
わからないことだらけで不安な時に補助金の話を知り、ありがたく思いましたね。補助金は主に店舗の内装費用やオーブンなどの設備費へ充てました。

 

——有田川町で起業をしてよかったなと感じたところを教えてください。

2019年7月のオープン以来早いものでもうすぐ10か月になりますが、有田川町で起業をして本当によかったなと思っています。

商工会のみなさんや役場の方、地元の農家さんに息子の学校関係者、保護者の方など、多くのみなさんのあたたかいサポートに日々助けられ、人の魅力を感じています。
また地元の農家さんと連携してミカンやミカンジュース、ジャムを販売したりそれら産品を活用したコラボ商品を生み出せるところも有田川町の魅力かなと感じています。

 

女性3人がガイドマップ(シヨラ)を持って微笑んでいる写真

——最後に起業を考えている方にアドバイスをお願いします。

有田川町には頼れる人、支援、その他自分を支えてくれる環境があると思います。それを無駄にしないためにも、自分なりに開業についての勉強をしておくことが必要かと思います。

 

関連情報

THE LIVING ROOM

保育所をリノベーションした「THE LIVING ROOM」についてはこちらでご覧ください。
「THE LIVING ROOM」は現在入居者を募集しています。

Grand Avenir(グランアヴニール)

所在地:和歌山県有田郡有田川町長田546-1

電話番号:0737-20-8471

 

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

商工観光課(移住担当)
〒643-0153 和歌山県有田郡有田川町大字中井原136-2

電話番号:0737-22-4506(直通、平日8時30分~17時15分)
電話番号:0737-52-2111(代表)
ファクス:0737-32-9555
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更新日:2021年06月29日