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長樂寺


長樂寺は臨済宗妙心寺派に属する寺院で、寺伝によると由良町にある興国寺の開山法燈国師の隠居所であると言われる。
現在の仏殿は、寺蔵文書によると天正5年(1577)の建立とあるが、完成までには長い年月を要し、ようやく現在見るような姿になったのは建立後130年あまりを経た宝永8年(1711)であった。

仏殿は、禅宗様式とよばれる建築様式で建てられている。これは鎌倉時代に中国から禅宗の教義とともに伝えられたもので、扇垂木とよばれる放射状に配置された垂木、詰組(つめぐみ)というにぎやかに軒下を飾る組み物、四半敷きという瓦敷きの床、弓連子(ゆみれんじ)という波打った形の欄間、そのほか桟唐戸(さんからと)、礎盤、大瓶束(だいへいづか)、海老虹梁(えびこうりょう)、鏡天井、木鼻(きはな)等、それまでに我が国になかった新しい造形に満ちあふれていた。

長樂寺仏殿は、その禅宗様式を忠実に受け継いで建てられた数少ない中世末の建物で、歴史的価値は大きい。
また、随所に配された建築彫刻にも注目される。
特に大虹梁下の彫刻は「籠彫り」という当時としては全国的に最も先駆けたきわめて写実的な彫刻技法を駆使しており、この仏殿の造営に携わった工匠の非凡な技量を遺憾なく発揮している。
所在地 有田川町植野348
電話番号 0737-52-2352
交通アクセス 阪和自動車道 有田C下車
県道吉備・金屋線を金屋方面へ 4つ目の信号を右折し直進
地蔵の辻交差点を左折し植野方面へ 車で約5分


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